山々に囲まれた旭川は、ツーリングファンも多い緑豊かなエリア。動物園や牧場があり公園も多いため、一年を通して全国から多くの観光客が訪れます。
ここでは、北海道・旭川市にある「上野ファーム」の見どころやおすすめポイント、ツーリングでの行き方をまとめました。
上野ファームとは
1906年に開園した、100年以上の歴史を持つ庭園です。当時、米農家を営んでいた創始者が、お客様を楽しませようと庭づくりをはじめたのがきっかけとのこと。
農繁期の合間を縫って家族でコツコツと作り上げられた庭は、今ではオープンガーデンとして一般公開されています。
上野ファームはグリーンシーズンのみの開園となっており、冬の時期は訪れることができませんが、春から秋にかけてさまざまな植物や花を楽しめます。
まるで絵本に出てくるようなファンタジックな英国式の庭園風景は、計算しつくされたガーデニング技術によるもの。
庭園は10のエリアに分かれており、それぞれの庭園で美しい草花を目にすることができます。
ここからは、上野ファームの代表的なエリアの魅力をご紹介していきましょう。
ノームの庭
映画に出てくるようなとんがり屋根の小屋が、美しい草木とマッチした絵画のような庭園。「ノーム」の名の通り、小人の妖精がどこからか顔を出しそうな雰囲気です。素朴な美しさを持つ野草と華やかな花が景色に溶け込んでいます。
白樺の小道
白い木肌が美しい白樺の木々の間には、チューリップやスイセンなどのカラフルな花々が植えられています。歩いているだけで華やかな雰囲気を楽しめる自然庭園です。
ミラーボーダー
小道を中心に植物を左右対称に植え込むことで、まるでミラー(鏡)に映した花壇のような風景に仕上げられています。その美しさは、思わず写真を撮ってしまいたくなること間違いなし。季節によって開花する花が変わるので、いつ訪れてもちがった景観を楽しめます。
上野ファームで見られる花
5~6月はチューリップやキャットミント、ゲラニウムなどを楽しめます。7月~8月にかけてはユリやバラ、フロックスなどが見ごろです。9月~10月になると、セダムやアスター、アネモネなどが訪れる人の目を楽しませてくれるでしょう。植物の種類が豊富で、いつ訪れても新鮮な気分で景色を楽しめます。
上野ファームへのアクセス
上野ファームは旭川市内にある小さな丘、「射的山」のふもとに位置しています。道央自動車道「旭川北」ICより約20分です。