本州とはケタ違いの広さを誇る北海道。一度旅行などで訪れたことはあっても、全エリアを制覇した人は少ないのではないでしょうか。
ここでは、北海道ツーリングを計画している方に向けて、北海道の地域区分と各エリアの特徴について詳しくお伝えしていきたいと思います。
どこを拠点にするか、どこに立ち寄ってグルメや観光を楽しむかなど、ツーリング旅の参考にしてみてください。
北海道の地域区分
北海道は大きく分けて4つのエリアに分けられます。各エリアの特徴は以下の通りです。
道南エリア(渡島・檜山)
本州から最も近い北海道のしっぽの部分(渡島半島)、本州に向かって突き出たが道南エリアです。函館や長万部などがあり、青森から北海道へ渡る場合はここが出発地点となります。
青函トンネルの開通により、陸と海、どちらの玄関口としても栄えています。
他のエリアに比べて寒暖差が小さく、積雪も少ないため、観光地としての人気も高めです。函館や大沼、松前、江差など、海と山の恵みをバラエティ豊かに楽しめるでしょう。
道央エリア(石狩・空知・胆振・日高・後志)
札幌のある道央エリアは、北海道で最も人口の集中しているエリアで、北海道の総面積の3割を占めています。長距離フェリーのターミナルがある小樽や苫小牧もこのエリアにあるため、フェリーでバイクを運ぶ場合は道央が出発点です。
札幌や小樽は観光地として栄えているのはもちろん、ニセコや洞爺湖などのリゾート地もあり、ツーリングでの見どころも多いでしょう。
道北エリア(上川・留萌・宗谷)
北海道のツーリングルートとして定番人気のオロロンラインや宗谷国道、最北端には宗谷岬があり、バイカーたちの多く集うエリアです。旭山動物園のある旭川やドラマ「北の国から」で有名な富良野も道北エリアにあり、グリーンシーズンにはラベンダーをはじめとした花々が楽しめる観光スポットも多くあります。
道東エリア(網走・十勝・釧路・根室)
北海道の東部に位置するエリアで、2005年にユネスコ世界自然遺産に登録された知床半島や釧路湿原、摩周湖、阿寒湖、屈斜路湖など、北海道の広大な自然を感じられる観光スポットが多数点在しています。北海道でしか見ることのできない流氷を見られるのもこのエリアです。
また、道東には温泉地が多く、それぞれ泉質の違った温泉が点在しています。ツーリングで冷えた体を温めるのにぴったり。のんびりと温泉地を巡るのもおすすめです。