北海道の最北端、つまり日本の最北端である宗谷岬を目指す旅。バイカーなら一度は憧れるツーリングコースですよね。
今回は、北海道のツーリングルートのひとつ「オホーツクライン」について、基礎知識や基本ルート、ツーリング途中に立ち寄りたい観光スポットを紹介していきます。
オホーツクラインとは
日本最北の町である稚内市から最北端の地、宗谷岬を経由して、オホーツク海沿岸を通って網走市までを走る総距離319kmのルートです。
日本最北端の国道として知られる「宗谷国道」は長大な上に道幅が大変広く、市街地以外は信号もありません。交通が非常にスムーズでツーリングに打ってつけと、日本中から多くのライダー達が集まります。
オホーツクの美しい水平線を望み、海風を感じながら走る爽快感は、ここでしか味わえない贅沢な時間。ルート上に見どころや観光スポットも多くあり、旅の思い出として深く心に残るはずです。
オホーツクラインのロードデータ
網走と稚内をつなぐ海岸沿いの道路としては唯一の路線です。交易路としても重要な役割を持っているため、交通量は多めと言えます。しかし渋滞することはほぼなく、爽快なツーリングを楽しめるでしょう。
路面状態も良好で、走行にストレスを感じることはありません。ただ、市街地では道幅が狭くなるため注意が必要です。
冬のシーズンは海風が冷たいどころか、暴風雪が吹き荒れるためツーリング自体ができません。オホーツクラインを訪れるなら、必ずグリーンシーズンの5~10月にしてください。
オホーツクライン沿いの観光スポット
ここからは、バイカー達に人気のオホーツクライン沿いの観光スポットを紹介します。
旅の計画の前に、ぜひ一度チェックしてみてください。
クッチャロ湖
日本とロシアを往来する水鳥の中継地点でもあるクッチャロ湖。夕日の風景が美しいことでも知られています。夏のシーズンにはカヌーやウィンドサーフィン、キャンプなども楽しめます。
ベニヤ原生花園
100種類以上の野草や花々が見られる自然公園。北オホーツク道立自然公園の中心にあり、野鳥も多く鳥たちの声も聞こえます。入園料や駐車料も無料なので、ツーリング途中に気軽に立ち寄れるでしょう。
サロマ湖
北海道最大の湖で、湖面の青色の美しさは「サロマンブルー」と呼ばれ多くの人を魅了します。湖の周辺には道の駅や展望台、キャンプ場などのスポットもあるため、ツーリングで立ち寄るのにおすすめ。夕日の絶景も見逃せません。